イマジネーションという翼~ソアリン:ファンタスティック・フライト~
ソアリンが良すぎて感情が爆発したのでポエムを書くよ!!
※個人の感想です。
※公式サイト以上のネタバレは殆どないと思いますが、一切無いとは言い切れないので気になる人は回避してください。
※まだ1回しか乗っていないかつ、S.E.A.絡みのストーリーにも疎いので、にわか乙という方も回避してください。
※ポエムなのでポエムが苦手な方も読まない方がいいです。
※メタ的な発言もするので苦手な人はごめんなさい。
※あくまで個人の感想ですのでご注意ください!!
公式サイトはこちら。個人的にはスペシャルムービーは見ない方が乗るときに驚いて楽しめそうだと思います。
ソアリン、めっっっっっっっっっちゃ良かった……。
あまりに良すぎてブログ書いてます。このクソデカい感情をぶつけないとどうにかなりそうだし、折角ブログやってるんだからこれを読んで「全く興味ないわ~」って人に、1ミリでも良いから興味を持ってもらえたら嬉しいなという思いもあります。
ソアリンは2019年7月23日に東京ディズニーシーに誕生したライドタイプのアトラクション。正式名称は『ソアリン:ファンタスティック・フライト』。
よく周囲の人が「そりあん」って間違えるんですが、名前は舞い上がるという意味の「Soar」からきてます。日本と上海は英語だと「SOARING」表記。
まるで鳥になったような5分間の空中飛行体験ができるアトラクションです。
2016年にソアリンができるって聞いたとき、私は素直にめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。
海外での人気アトラクションだって知識はあったし、もともとこういうコンセプトのアトラクション好きだし、ディズニーキャラに頼らないアトラクションを作ろうとする意欲も良いなと思ってました(ストームライダーショックもありましたので…)。
でも一部では「なんでソアリン?」って意見もあったように感じます。
確かに本国の元祖ソアリンのオープンは2001年。なかなか年期が入ってます。尚且つ、上海に既にオープンしている。もちろん上海にあるアトラクションは日本に必要ないという訳ではないですが、7年ぶりの大型新アトラクションなので、目新しいものをという意見もわからなくもないです。
技術的な面で言えば、既に日本ではUSJのハリーポッターがかなり近い技術を使っていて、しかもオープンは結構前。目新しさはないのかもしれません。
加えて、ここ数年で急速にドローンの技術が進歩したので、私たちは「空撮映像を見る」という行為には慣れてしまっています。「鳥の目線の映像を見る」という事のみでは昔ほど驚きはしないでしょう。
でもそこを軽々超えてくるから、私はTDRが好きなんだということを!!改めて思いました!!!!
■日本版ソアリンのストーリー
日本のソアリンは独自のストーリーとなっています。色々語りだすと大変な事になりますし、考察班も出動しているので公式サイトに書かれたこと中心に紹介してみます。
新しく建てられたアトラクションの建物は、空を飛ぶという人類の夢を称える博物館『ファンタスティック・フライト・ミュージアム』という設定です。この建物全体が後から作ったのにも関わらず、景観に馴染んでるのもすごい。「え?18年前の開園からここにありますけど??」って感じなの偉いです。
現在ミュージアムでは、二代目館長のカメリア・ファルコの生誕100周年を祝う特別展示の真っ最中。私たちは彼女の人生を振り返る展示を見たあと、彼女と仲間達の情熱と努力の結晶、ドリームフライヤーに乗り込み飛行体験をするのです。
何がすげーって、アトラクション『ソアリン』のホームページとは別に『ファンタスティック・フライト・ミュージアム』のホームページをわざわざ作ってるんですよね。手が混んでる。
展示を見ていると、「空を飛ぶ」ということは、古くから世界中で人類が夢見ていたことだとわかります。
蝋の翼で空を飛ぶイカロス、鷲の頭と翼を持つグリフォン、金斗雲に乗る孫悟空。人々のイマジネーションは古くから空に向いているんですねぇ。
■カメリア・ファルコという女性
カメリアは空を飛ぶという夢に並々ならぬ情熱を持つ女性でした。特別展では彼女の生い立ちを見ることができます。(ただ、このアトラクションのあるエリアはイタリアという設定なので、文字が全てイタリア語でさっぱりわからない!w 文字以外で大体は理解できますが、解読班頼みます…。)
彼女は世界中を旅して空を飛ぶという夢を人々と共有してきました。そして、S.E.A.のはじめての女性会員にまでなりました。
※S.E.Aとは今や世界中のパークを結びつける設定となった「探険家・冒険家学会」のこと。コロンブスやマゼランもその会員という設定。ちなみにS.E.A.は『Society of Explorers and Adventurers』の略。シーのオープン当初からある設定です。
彼女の傍らにはいつもハヤブサのアレッタがいます。カメリアが生まれた時から二人は本当に仲睦まじい良き友人。生き物と人間のバディとか泣くやん……。そういうのに弱いねんて……。きっとカメリアは空を自由に飛ぶアレッタを見て、一層夢への思いを強めたのではないでしょうか。
■イマジネーションという翼
そんなこんなで、空を飛ぶという普遍的な夢や、カメリアの生き様に心を打たれた後、満を持してフライトをする訳です。
いや、泣くやん。
もうここからはクソデカ感情を抱えたオタクの妄想ですけど、カメリアは空を飛ぶことのできるアレッタを羨ましく思っていたと思うんです。
確かに人間にはハヤブサのような翼はありません。でも人間には創造力と情熱と夢がある。そしてカメリアはその情熱を使って正しく努力できる人でした。彼女を空へと運んだのは、間違いなくそのイマジネーションという翼なんですよね。
いや、泣くやん……。
東京ディズニーシーのソアリンの優れた所は、「空を飛ぶ体験ができるアトラクション」に留まらず「夢を追い求める1人の人間の生き様と信念に触れて、その夢を追体験するアトラクション」に仕立て上げたところだと思います。これはまさしく、海外には無い日本だけのアトラクションだと思います。
ちなみに他の海外パークのソアリンの正式名称は『ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド』と『ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン』。他と比べるとよりファンタジーっぽい副題なのも、このストーリーなら納得です。
でね~、ここまで熱く語ってる訳なんですけど~~、このカメリア・ファルコって実在しないんですよね。架空の人物なんです(モデルとしては、初の女性飛行士であるアメリア・イアハートが有力?)。
そんなこと言うなよ!興醒めだ!と思われたらごめんなさい。
でも私はそれがすごいなって思うんです。
開園から18年。新しく作ったものが、後付けの違和感を感じさせず、一人の人の人生をも説得力をもって語りかけてくる。だから感動できる。
そのカメリアを生み出し、飛行体験というアトラクションの技術を生み出したのも、また人間なんですよ!!
ディズニーではアトラクションを生み出す方々をイマジニアと呼びます。イマジネーションとエンジニアリングを組み合わせた造語です。
私はさっきカメリアはイマジネーションという翼で空を飛んだと書きましたが、そのカメリアを生み出して空へと誘い、私たちも空へと連れていったのはイマジニアの方々です。
これもまた、イマジネーションという翼だと思います。
人間の情熱で私たちは空を飛べるんですから!日本の舞浜で!!
アトラクションの終了後、自然と拍手が起きていました。すごいことです。
横のお姉さんも一人で来ていて、思わず「私たち飛んじゃいましたねー!」って話しちゃった。ほんとに感動したんだもん。
正直、アトラクションの技術としてはそこまで新しくないです。乗った後こんなもんか…って声も聞こえてきましたし。
絶叫系でもないので、5年以内には混雑も落ち着いてきそう。トイマニやセンターに抜かれそうかなと思ってます。
でも本当に素敵なので、1度は乗って欲しいなぁ。今は乗るのかなーり大変だけど。。
ちなみにスタンバイは平均180分ぐらい、ファストパスも開園15分そこそこでなくなるので、開園待ちは必須ですね。。
でも空を飛んでみたいならぜひカメリアとアレッタに会いに行ってみてください。
私たちでも飛べるので!
何かございましたらこちらまで。
ストーリー等の説明には誤りがないよう書いているつもりですが、間違いがありましたらすみません。
TDRを愛してる!!!