初サンリオピューロランドで"かわいい"に殴られてきたはなし②
※異常に長いです。
こんにちは~!
今回はこちらの記事の後編となります。
思ったより遅くなってしまった…。なぜか何かとバタバタしてる。。
はじめてのサンリオピューロランドで体験したことの記録です。②はショーの感想になります。ピューロランドのメインコンテンツですね!まさに"かわいい(物理)"で殴りかかられた感じでした。すげぇや…。
※ネタバレしてるので、ご注意ください!
●KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座の桃太郎~
噂のかわいい歌舞伎!!最初聞いたときは気が狂ったのかなと思ったのですが、実際に見るとやっぱり気は狂ってました(良い意味で)。歌舞伎なんて絶対手間がかかる題材を選び、それに真っ直ぐ挑戦する姿勢がいいなぁ。声の出演に中村獅童さんなどやけに豪華な部分も。みんなで歌舞伎の練習する前日譚の映像も微笑ましくて和みます。ストーリー性がある。
終始、歌舞伎の感じでいくのかと思ったら意外とそうでもなく。実に正統派なミュージカルでもあり、歌舞伎のエッセンスを随所に取り入れながらも『本物の悪はいない』というサンリオの信念を曲げない所もすごい。
でもそれ以上に、ごちゃごちゃ言ってんじゃねー!!と全力の"かわいい"とエンターテイメント性で殴りかかってくるんですよね。最後のレビューパートの赤い隈取りと和装のキティさん。あんなのずるいわ。ぶちアガリます。あとシナモロール氏があまりに可愛くてびっくりした…。すごいね…。
ステージ全体を上手く使ったプロジェクションマッピングやドット絵の演出も華やかで良かった。
客に参加を促すけど、掛け声ってそこそこ高度ですね。見た回は初見さんが多くてみんな戸惑っていたので、ファンの方が多いときにまた見たいなぁと思いました。盛り上がりそう。
みんなで練習する動画かわいすぎるので、これを見るだけで幸せになれる。
【メルヘンシアター新作ミュージカル】KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座の桃太郎~【サンリオピューロランド公式】
●ミラクルギフトパレード
まじで最高…。語彙力なくなるけど、ほんまに最高やねんて…。この世は"かわいい"に満ちているし、思いやりとなかよしで平和が生まれる…ありがとう世界……。
この日は混んでいたので、入園と同時に教えていただいたピューロパスを購入しました(前売りは完売だった)。2000円で最前確約というチートアイテム。10分前までに来てね!とのことだったので時間ギリギリに行くと、待機場所の目印のロープより前に座布団が置いてあって2度見しました。え、こんなに優遇されていいの…????ド最前やん…。
まー、2000円だと家族全員買うとそこそこのお値段ですものね…。財力のある大人には絶対オススメです。パレードってショーとは違い舞台でなく地面で行われるので、最前だと目線が近くて最高なので。キャラ達とも絡めるし楽しい~!
あと、ミラクルハートライト!
パレード中、展開に合わせて自動で光るアイテムです。これはあった方が絶対に楽しい!大人でも必須!!私はショーパレの参加演出(一緒に踊ろう!とか)がめっちゃ好きなので楽しかった。
1500円という価格設定もうまいな~!という印象。このアイテムは見ている人の所持率が高ければ高いほど綺麗なんですよね。ディズニーでも似たもの売ってたんですけど、お値段が微妙に高くて所持率が低く、光もまばらだったので…。ピューロでは沿道の人たちのライトが一斉に変わって壮観です。パレード始まるギリギリまで売りに来てくれるところも、絶対買わせるという強い意思を感じて好きですw
ぐでたまが売り来る前座があるんですね!? やる気なくて途中ハートライト投げ捨ててたのが最高に可愛かったです。手厚い~!!
内容もすごい良くて、お祭り感とストーリー性のバランスが良い。"かわいい"と"真の悪はいない。みんな仲良く"。この2つのサンリオの信念を曲げないのが本当に好感が持てます。それが悪いことだとは全く思わないけど、ディズニーって結構悪は倒されますから。サンリオは暴力NGなんですよね~。
かわいいフェスティバルのパートで、キャラクターみんなの名前を呼びながら『かわいい、かわいい』と連呼する歌詞が本当に最高。みんな"かわいい"んだよ。リボン、イチゴ、ピアノ、ママのアップルパイってかわいいものを羅列するのもたまらないです。サンリオの"かわいい"って、ラブリーとかファンシーという意味だけじゃなくて、自分の心を高揚させたり、武装して強くさせてくれるものだと感じます。好きなものに囲まれると強くなれる感じ。みんな"かわいい"んだよ。マジで"かわいい"で世界は救われる。
● MEMORY BOYS~想い出を売る店~
めちゃくちゃ感動しました。すごいよ~!テーマパークでここまでのものを見せていただける、なんて贅沢!!
ストーリーテラーとしてマイメロディちゃんはいますが、一応オリジナルキャラクターのミュージカル。Dオタとしては、ディズニーシーのシャドウランドさんを意識せずにはいられないんですけど…、メモミュを見て本当に衝撃でした。
もちろん、尺が40分あるのも大きな違いだとは思いますが、それを抜きにしたとしても、限られた時間で物語としてここまで綺麗にまとめられるのは本当にさすがの一言。めっちゃ好きだ…。
まず、「想い出を売る」っていう設定が良くないですか!?息を吹きかけたシャボン玉に想い出が映るのも良い。マッピングを使った演出も良いなぁ。手にもったシャボン形のスクリーンに映像映したりとか。
それらの設定をテキパキと説明しつつ、ミュージカルとして華やかなシーンもあり、決して子ども向けという言葉で片付けられるものではないと思います。
キャラクターのビジュアルも二次元的な要素もありつつ、絶妙に可愛くて…そういうの好きな人絶対に多いもんな…少なくとも私はめっちゃ好きやで……。
ストーリーも、グリッサやお父さんも含めてやっぱり悪い奴はいなくて(バイオリン壊した奴等は別として)、そのあたりのサンリオらしさも大切にされているのかなぁと思いました。最後の想い出に映ったお父さんと一緒にバイオリン演奏するところもグッときました。ストーリーもクオリティ高いし、もちろんキャストの皆さんは言わずもがなだし、見終わったあとの満足感が凄かった。
あとねー、劇場の造りも好きでした。森みたいな感じ。ああいうステージと一体になった劇場が好きで。ディズニーだと旧ハンガーステージみたいな。
ただ、しっかりと席が並んでいるわけではないから見え方にだいぶ違いがありそうなのと、普通の椅子なので公演中にお子さんが動いちゃうと「ガタッ!!」って大きな音がなっちゃうのが気になったかな。大人でもウッカリ動いちゃうことありそうだし。
あとは、スタッフさんが「公演中も入退場は自由でーす!!」と繰り返しアナウンスしていて、めっちゃカルチャーショックでびっくりした(いつもそうなのか、混んでいてこの日だけなのかは不明)。40分もの時間をお子さんが集中するのは難しいからだろうけど、演者さん側には、なかなか過酷な環境ではなかろうか…。観客に絡んだり、通路での客降り演出あるのに危なくないのかな…、実際お子さんが立ち歩いてたし。なんか心配してしまいました。
今回このメモミュを見て、テーマパークってすごい存在だなぁって改めて思いました。私は昔からTDRに育ててもらったDオタなので、テーマパークの意義についてよく考えるんです。
テーマパークって子どもに初めての体験を提供するという点において、ものすごく社会的意義があると私は思います。ちょっとオーバーな言い方かもしれないけど。
例えば、このメモミュで初めてのミュージカル体験、演劇体験をするお子さんってすごく多いんじゃないかなぁ。ミュージカルとか演劇って映画とはまた違う想像力を使って楽しむ高度な部分があると思うんですが、そういうコンテンツ(しかもクオリティの高い)に触れられる機会って意外と少ない。今って、未就学児が入れる劇場も少ないじゃないですか。それは周りの人も高いお金を払っているので仕方がないことなのですが、それを担うのがテーマパークの意義の1つだと思うんです。
もちろんTDRでもそれは同じで、シーのビックバンドビートでは、三歳ぐらいの子がものすごく真剣に聴いていたりします。興味のないお子さんが圧倒的多数かもしれませんが、未就学児がビックバンドの生演奏や生歌のパフォーマンスを楽しめる場所がどれだけ貴重か。
そしてこれは大人も同じだと思うんですよね。普段は触れない人でもエンターテイメントコンテンツに触れられる。「毎日やっている」「行けば観られる」、当たり前の事のようで、テーマパークってやっぱりすごいなと思います。大好きだ。
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なんか思いが溢れすぎて話が脱線しちゃいました。めっちゃ長くなってしまった…。
でもやっぱりサンリオすごいなぁ。
"かわいい"を生みだし続け、キャラクターコンテンツとしては本当に一流だと改めて思いました。
私、サンリオで好きな動画があるんです。
これなんですが…
これを見ると、サンリオが常にキャラクターを届けてきたことを改めて感じます。
初めてのピューロランドは本当に最高でした!また近いうちに行きたいと思います!!
長い文章を読んでいただきありがとうございました!
何でもお気軽にどうぞ~