夢と徒然

楽しかったことの記録とミッキーマウスとの思い出

悪意のないイジりの話

 

※あんまり愉快な話じゃないかもしれません。

※書いている人はミッキーマウスオタク。

 

 

 

突然ですが、ミッキーマウスは、オタクの間では雨男というキャラが、かなり根強くついています。

 

 

というのも、パークの大切な日に悪天候が多いという印象があるためです。

35周年初日も雨で、セレモニーがてんやわんやでした。そういう日に、悪天候だと記憶に残るという側面もあるでしょうが、やっぱり多い気がします(途中から奇跡的に晴れてくる場合も多いので、そこはすごいです)。

この前の、春イベントのラス日も雨だったなぁ。 

 

Twitterなんかでも、節目の日に雨予報が出る度、「まーた、ミッキーだよww」「相変わらず雨男。さすが」「ラス日、雨予報…。ミッキー…」みたいなツイートが目立ちます。

 

科学的にミッキーマウスのせいで雨が降る訳ではないのも当たり前ですし、いくらパークの顔だとはいえ、ミッキーだけが槍玉にあがるというのも冷静に考えればおかしな話です(ミニーちゃんは?ドナルドは?)。

 

 

でも、楽しみにしていたショーやパレードが中止になって、その行き場のない悲しみや悔しさを、少しでも和らげたいという気持ちもわかります。天気はどうしようもないし、せめてミッキーのことを考えたら、「しょうがないな」って思える気がする。

私も寒い時期に、見納めしようとショーを3時間ほど待っていた所、開始10分前に突然雨が降ってきたことがありました。もちろんショーは急きょ中止。あまりの辛さに「ミッキー!!💢」って心で言いながら、ホットワインでヤケ酒しました。天気予報では全く雨なんて言ってなかったのに…。行き場のない悲しみ……。

 

 

ミッキーマウスが雨男ということに対して、心からミッキーに憎しみを持っていたり、もしくは悪意を持って誹謗・中傷している人は、多分ほとんどいないと思います。

言うなれば、ちょっとしたジョークなんですよね。なんとなく、誰かが言い出して、みんながそれに乗っかって、そうなっただけ。

そういうキャラだから。ただそれだけ。

 

 

 

 

ある時、私の数少ないミッキーマウスのオタク友達(本当に数少ない、希少な存在)が、ポツリと言いました。

「ミッキーを雨男扱いする流れ、本当は嫌だなぁと思うの」

 

彼女曰く、別に公式で定められた設定でもないのに、責められてる推しを見るのがツラい。

別に特段に推しではない人にまで、乗っかってイジられてるのが悲しい。 私の思うミッキーはそうじゃない。

 

 

……その友人の言わんとすることもわかります。

 

気にしすぎだよ、そんなんで傷つくぐらいならスルーしなよと言うのは簡単ですし、たぶんそうするのが1番手っ取り早い方法です。

でも友人が、著しく心が狭いとか、神経質だとか、繊細な心の持ち主だと片付けることは、私にはどうしてもできないのです。

 

私は、そういうの平気だけれど、それを友人に強制するのは酷なような気がしてしまって。

 

私だって、ミッキーマウスが雨男と言われるのはなんとも思わないけれど、執拗な著作権イジり(消されるぞ!とか)は、あまり快く思えない時もあります。

 

 

 

ミッキーマウスはキャラクターだから、そういうイジリ方が成立してしまっているのかもしれません。

 

アニメとかのキャラクターで、公式からもネタキャラにされがちの子っているじゃないですか。笑ってもいいキャラ、弄ってもいいキャラ……。

 

もしくは二次創作とかのイメージが変に付きすぎてしまったりとか。 

そのキャラクターの一部の側面だけが、ことさらに強調されてしまうことは、よくあると思います。

  

アホの子、モテないキャラ、ヤンデレキャラ…とか。

 

そういう悪意のない行為って難しいなぁと思います。

愛されてる証拠。それも一理ある。

でもそれにモヤモヤしちゃうのもわかるよ。

本当に好きな人が言うなら許せるけど、対して好きでもない外野から言われるのは嫌だってのもわかる。

 

 

生きてる人間だと、もっと事情が複雑ですよね。

自分を売り込むために、自分からキャラを売ってる場合はいいですが、受け手側が勝手にキャラ付けして、公に、声高に、イジっちゃうのはどうなんだろうと思うこともあったり…。

 

例えば、松岡修造さんが日本を離れると、日本に寒波がくるみたいなのがネットで流行ってました。私も普通に受け入れてました。

でも、ご本人が嫌だと表明されたので落ち着きました。

 

やっぱり芸能人とかって、見てるこっちもコンテンツ化というか、そういうラベルを貼って見てしまうことありますよね。

 

 

 

別に、「傷つく人がいるかもしれないから、そういう発言は良くないです!!」とか、「○○はそういうキャラじゃないのでやめてください!!」とかを声高に言いたいわけではないんです。(本人や公式がNG出した場合は別ですが)

 

でも、いつか私の大好なものに対して、なにか自分が地雷になってしまうような弄られ方をする事があるかもしれない。そっちの側に立つ可能性は0ではないと、思っておかなければなないな、と思ってます。

 

私も、不用意な発言してしまうことあるけれど、そこだけは肝に命じてワンクッション置くのも大切かなと。

 

 

雨が降るこの時期に、なんとなく思い出す話でした。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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